子供の歯について

お子さんの歯を守るのは親御さんの役目です

10歳くらいまでの子供は、自分ひとりではまだしっかりお口の中をブラッシングすることができません。一番奥に新しく生える6歳臼歯を守るためにも10歳までは親御さんの仕上げみがきが重要です。

三田駅・田町駅から通える歯医者「三穂デンタルクリニック」では、小児歯科の認定医が診療にあたり、お子さんの虫歯治療や虫歯予防を行っています。親御さんと当院の二人三脚で、お子さんの歯を守っていきましょう。

乳歯は大人の歯よりも注意が必要です

乳歯は永久歯よりも虫歯になりやすいということをご存じでしょうか?
乳歯は、表面のエナメル質が永久歯よりも薄いため、虫歯菌の出す酸によって溶かされやすく、すぐ虫歯ができてしまいます。また一度虫歯になると、進行が早いのも乳歯の特徴。日ごろから、大人以上に注意してあげることが必要なのです。

乳歯の時期に虫歯があると、永久歯になってからも虫歯ができやすくなると言われています。また咬むことにも支障が生まれ、その積み重ねによって顎の成長や骨格にまで影響が及ぶこともあるのです。一生のお口の基盤をつくる乳歯の時期。トラブルを招かないように、しっかりと見ていってあげましょう。

ご家族から感染する場合がございます

虫歯は感染症ですが、生まれてすぐの赤ちゃんのお口に虫歯菌は存在しません。しかしその後、ご家族から虫歯菌をうつされることでお子さんの歯は虫歯になってしまいます。

お母さんやお父さんなど身近にいる大人から赤ちゃんのお口に虫歯菌がうつってしまう主な原因は、コップやおはしなどの共有や愛情表現のキスなど。この感染を防ぐためには、食器を分けるなどの対処のほかに、身近な大人のお口を清潔にしておくことが大切です。
また、虫歯菌を減らすのには100%のキシリトールガムが有効です。お子さんを虫歯から守るために、まずはご家族がしっかり口腔内ケアを受けるようにしましょう。

むし歯を作らないためのポイント

  • ポイント01歯質を強化してあげて

    歯質が弱いと、虫歯になりやすくなります。歯科医院で歯質を強化する効果を持つフッ化物を塗布する処置を受けるほか、フッ化物入りの歯みがき粉や、フッ化物の洗口剤を利用するなどするといいでしょう。

  • ポイント02だらだら食べをやめて

    おやつをだらだら食べ続けていると、お口の中は酸性になった状態になってしまうので、虫歯になりやすくなります。時間を決めて与えることを心がけましょう。

  • ポイント03仕上げみがきをしっかり

    お子さんのブラッシングだけでは不十分です。親御さんが最後にきちんと仕上げみがきをしてあげてください。当院では10歳になるくらいまでの仕上げみがきを推奨しています。

仕上げみがきのポイント
  • お子さんを膝に寝かせて、頭の上のほうからみがきましょう
  • 毛先の短い固めの小さい歯ブラシを、歯面に直角に当ててみがきましょう
  • 歯みがき粉の味でだ液が出るのを遅らせるためにも、上の歯からみがきましょう
  • うがいができるようになったら、虫歯予防のためにも歯みがき粉をグリンピースサイズにつけてみがきましょう

歯の外傷・怪我

転倒などにより歯の外傷が生じた場合、様々な影響が起こります。ぶつけた歯の神経へのダメージ、歯根が折れる、次に控えている永久歯への影響など、目に見えないものもあります。
歯の外傷は発生次第、早い処置が必要なこともあります。その際は、できるだけ早い診察をおすすめいたします。

処置メニュー

ブラッシング指導

ブラッシングは、一人ひとりのお子さんの口腔内に合った方法で行うことが大切です。そこで、歯科衛生士が正しいブラッシング方法を指導します。親御さんには、仕上げみがきのポイントをお教えします。

フッ化物塗布

歯質を強化する効果を持つフッ化物を歯の表面に塗布し、虫歯を予防します。とくに生えてから3年くらいが虫歯になりやすい時期です。

PMTC

歯科衛生士が専門器具を用いて行うお口の中の徹底的なクリーニングです。歯と歯、歯と歯ぐきの間に入り込んだプラーク(歯垢)や歯石を残らず取り除き、虫歯を予防します。

シーラント

奥歯にある歯ブラシが届きにくい複雑で深い溝をレジン(歯科用プラスチック)で埋め、食べカスを詰まりにくくすることで虫歯を予防します。

小児歯科認定医が安心の診療をご提供します

当院では、小児歯科の認定医が診療にあたります。大人とは違う子供のお口の特徴をしっかり理解し、適切な治療や、ケアについてのアドバイスなどを行っています。

「はじめての歯医者さん、いつ行ったらいいのかな?」「子供の歯並びが心配で……」など、お子さんの歯科治療についてお悩みのことはありませんか? 当院では、お子さんが楽しく歯科診療を受けられるような雰囲気づくりに努めています。

料理が出されて「これはまずくありません。」と言われても美味しそうに聞こえませんよね?歯医者さんに来たら「痛くないから」とはお子さんには言わず、「きれいにしてもらおうね。」とお話しください。